イタリア旅行専門ブオナツアーズのナポリ基本情報と旅行ガイド・いろんな意味でイタリアらしいナポリの街を愉しむためのヒントがここに!

ナポリの基本情報と旅行ガイド

ナポリの基本情報

  • 名称:ナポリ|Comune di Napoli
  • 所在地:イタリア共和国カンパーニア州ナポリ県
  • 人口:962,638人(2009年)
  • 守護聖人:聖ジェンナーロ(守護聖人の日:9月19日)
  • 郵便番号(CAP):80100
  • 電話市外局番:081

良くも悪くも、これぞ南イタリア!がここにある

ナポリを見て死ね— こんな言葉があるぐらいに昔から美しい街として知られるナポリ。かつて隆盛を誇ったポンペイを一瞬にして葬り去ったヴェスヴィオ火山と青々とした海をバックに、喧噪といろいろな意味での「イタリアらしさ」が存在する街です。もっちりとしたピッツァ・マルゲリータ。街のすべてを牛耳り、マンマと家族の絆を何よりも大事にするマフィアの男たち。下町スパッカ・ナポリの空に縦横無尽に翻る洗濯物。雑然とした街並にやたらと響く車やバイクのクラクション。街角の小さな堂に祀られた聖ジェンナーロと、背番号10の青いユニフォームを着たマラドーナ。決して洗練された街ではないけれど、イメージ通りの南イタリアと、一度きりの人生を200%楽しんで生きる人々が暮らす街、それがナポリ。

ナポリ市街地全景

ナポリへのアクセスと交通

飛行機でナポリへ

ナポリの空港、「ナポリ・カポディキーノ空港 Napoli Capodichino」はイタリアの都市部では珍しく市街地から近いところにあります。日本からの直行便はありませんが、ローマ(フィウミチーノ)やミラノ(マルペンサ)、他ヨーロッパ各地からの乗り継ぎで同日の到着が可能です。
カポディキーノ空港〜市街地へのアクセスは空港シャトルバス(アリバス Alibus)、ANM(ナポリ市内交通)の路線バス、タクシーが利用可能。アリバスは到着フロア出口の目の前に発着していて、ナポリ中央駅経由でべヴェレッロ港に近いムニチピオ広場との間を結んでいます。20分〜30分おきの運行で、市内の渋滞によって所要時間はかなり変わりますが、最速で空港〜中央駅約15分、空港〜ムニチピオ広場約25分ほど。

到着時間が遅くなる場合や公共交通機関の利用が不安な方には専用車送迎をオススメしています。

鉄道でナポリへ

ナポリ中央駅 Napoli Centrale

ナポリの市街地には大きな駅がいくつかありますが、その中でも最大のターミナル駅が「ナポリ中央駅 Napoli Centrale」。ローマ、ミラノ方面からのユーロスター(ES*)をはじめ、ナポリ以南、シチリア島方面への長距離列車も多く発着しています。少し分かりにくいのは、中央駅の地下にもホームがあり、この駅は中央駅扱いではなく「ナポリ・ガリバルディ駅 Napoli Garibaldi」となっていること。ただし、ほとんどの長距離列車は中央駅(地上)に到着するのであまり心配する必要はありません。
私鉄「チルクムヴェスヴィアーナ鉄道(ヴェスヴィオ周遊鉄道)」でソレント、ポンペイ方面から到着する場合は、中央駅から500メートルほど南にあるポルタ・ノラーナ駅(Napoli Porta Nolana)が終着駅ですが、中央駅地下駅(ガリバルディ駅とはまた別)にも停車します。

船でナポリへ

ナポリ〜カプリ間のフェリー

ナポリに初めて到着する際に船で到着するケースも結構あるのではないでしょうか。ナポリには大きく分けて2つの旅客港があり、西のメルジェリーナ港(Molo Mergellina)と東のべヴェレッロ港(Molo Beverello)があります。カプリ島、イスキア島、アマルフィ、ソレントなどから到着する船のほとんどはべヴェレッロ港に発着します。中央駅〜べヴェレッロ港はバスかタクシーで。大きな荷物がある場合はタクシーのほうが無難です。

ナポリの市内交通

ナポリの市内交通・トラム

ナポリの市内交通は少し複雑な体系になっていますが、基本を押さえてしまえば使い勝手は良好です。市街地と周辺地域で利用できる交通機関は地下鉄(Metropolitana)、バス(Autobus)、トラム(Tram)、ケーブルカー(Funicolare)の4種類。これらは全て運営会社は別ですが、ウニコカンパーニャ社(Unico campania)が料金体系を統括しているので、運営会社・種類に関わらず同じチケット・料金で利用することが可能です。
地下鉄は全7路線(さらに3路線計画中)で、イタリア最大規模を誇ります。ただし、短い路線や郊外と都心を結ぶいわゆる通勤路線がほとんどのため、あまり旅行中に利用する機会は少ないかもしれません。バス・トラムは市内を細かく網羅しているので、これを乗りこなせれば市街地で行けない場所はほぼ無くなります。難点は一日中混雑していて、ミラノ・ローマなどに比べると治安上多少問題があること。

ナポリの見どころガイド

スパッカ・ナポリ【Spacca Napoli】

スパッカ・ナポリ【Spacca Napoli】

良くも悪くも、ここがナポリそのものと断言できる旧市街地域。狭い路地から空を見上げると張られたロープに翻る洗濯物、その脇を排気ガスをモクモク出しながら走るおんぼろスクーター。イエス・キリストを祀るほこらには同列に並べられた地元チーム「ナポリ」の偽物レプリカユニフォームとその英雄マラドーナの肖像。ユネスコ世界遺産に登録されて以降は、以前ほど治安も悪くはなくなり、昼間であれば普通の観光地と同じように街歩きしても問題なし!素顔のナポリと人生を楽しむイタリア人の生活を垣間みてみよう。

ヴォメロの丘【Vomero】

ヴォメロの丘【Vomero】

ナポリの街を一望できる丘で、いくつかのビューポイントがありますが、そのなかでも最もオススメなのはサンテルモ城(Castel Sant'Elmo)。横長の星型をした要塞のような建物で、ここからはナポリ市街地とナポリ湾、ヴェスヴィオ火山、カプリ島などが一望でき、特に夕暮れ〜夜景がオススメです。
隣接する国立サンマルティーノ博物館(Museo Nazionale di San Martino)は人々のふつうの暮らしの歴史をたどることができる博物館で、特にプレゼーピオ(Presepio・キリスト生誕の情景を模型にしたもので、イタリアのクリスマスには欠かせない飾り)の展示が充実しています。
ケーブルカー(フニコラーレ)で行くことができますが、日中以外に行く場合は土地勘のある人は別としても極力タクシーか専用車で行くほうが無難です。

国立考古学博物館【Museo Archeologico Nazionale】

国立考古学博物館【Museo Archeologico Nazionale】

考古学に関する展示ではイタリア国内はおろかヨーロッパでも屈指の博物館で、名門ファルネーゼ家のコレクションだったギリシャ・ローマ時代の彫刻や、ポンペイ、エルコラーノなどの遺跡からの出土品などが主に展示されています。遺跡見学に行くならここを訪れてから行くと、良い予習になるのでオススメです。

国立カポディモンテ美術館【Museo e Gallerie Nazionali di Capodimonte】

国立カポディモンテ美術館【Museo e Gallerie Nazionali di Capodimonte】

こちらもファルネーゼ家のコレクションが中心で、かつてはマイセンなどと並び称されるほど評価の高い「カポディモンテ焼き」と呼ばれる陶磁器や、1400年代以降のルネッサンス期の絵画が主に展示されています。丘の上の広大な敷地に立っていて、ナポリ市街地の喧騒が嘘のように静かです。庭園や植物園もあるので、ちょっとのんびり散歩を楽しむにもうってつけの場所。

ヌオーヴォ城【Castel Nuovo】

ヌオーヴォ城【Castel Nuovo】

べヴェレッロ港の近く、ムニチピオ広場に面して建つ立派な要塞風の城で、いかにも中世の城といった雰囲気。内部は市立博物館になっています。

ナポリからのエクスカーション

ナポリはその街自体の魅力もさることながら、ここを起点に日帰り旅行(エクスカーション)を多く楽しめる、いわば拠点としても大きな役割を果たす場所。ここでは、ナポリから日帰り圏内のプチ旅行スポットをご紹介します。

カプリ島【Isola di Capri】

カプリ島の見どころの詳細やアクセスについてはイタリア基本情報&エリアガイド:アマルフィ海岸とカプリ島をご参照ください。

ポンペイ【Pompei】

ポンペイ

西洋史や考古学が好きな方であればこの街の名前を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。元々は紀元前に興った街で、ローマ帝国の属国として主に港湾を生かした貿易で人口12,000人を超える商業都市として発展しました。ところが79年8月にヴェスヴィオ火山が大噴火を起こし、火砕流と降り続いた火山灰で一瞬にして街が消え去ってしまったのです。
その後この場所に街が再建されることはなく、街が埋まっているという事実だけが伝えられていましたが、1748年以降徐々に発掘され現在では破壊されてはいるものの、街とはっきりわかる形で発掘されています。1997年にはユネスコ世界遺産にも登録され、一帯は考古学遺跡公園として整備されています。
ナポリからポンペイへのアクセスは何通りかあり、遺跡見学に行く場合はヴェスヴィオ周遊鉄道のソレント方面行き列車で「ポンペイ・スカーヴィ・ヴィッラ・ディ・ミステリ駅 Pompei Scavi Villa di Misteri」下車が便利。駅前に公園入口があり、ここで入場券の購入ができます。

エルコラーノ【Ercolano】

エルコラーノ【Ercolano】

エルコラーノはナポリとポンペイの間にあり、ここもやはりポンペイと同じように79年のヴェスヴィオ大噴火で消滅した街の遺跡。ポンペイが商業都市として発展していたのに対し、こちらは貴族のリゾート地だった場所。家や建物の骨組みはもちろん、テーブル、ツボなどの家具までも炭化した状態で残っているのが驚きです。
エルコラーノへはポンペイと同じく、ヴェスヴィオ周遊鉄道のナポリ〜サレルノ間の列車が便利です。ナポリからの日帰りでポンペイとエルコラーノの遺跡見学でも時間的には問題ありません。

パエストゥム【Paestum】

パエストゥム【Paestum】

いかにもギリシャ風の名前がついたこの街には、アテネのパルテノン神殿を彷彿とされるような神殿が残されています。元々は紀元前にギリシャの植民地として栄えていた街でしたが、ローマ帝国の侵攻や疫病で人々からはすっかり忘れ去られてしまい、1000年以上放置され、遺跡の石材は建築資材として持ち去られる日々が続いていました。18世紀になってようやく歴史的・考古学的価値が見出され、遺跡の保存・修復が始まり現在に至っています。この遺跡のシンボルともいえる神殿は3つあり、そのどれもがドーリア式神殿の傑作と評される立派なもの。この一帯の出土品や資料はパエストゥム国立博物館(Museo Nazionale)に展示されています。
ちなみにこの辺りは、水牛の乳から作られるモッツァレッラチーズ「モッツァレッラ・ブッファラ」の産地。
ナポリからパエストゥムへのアクセスはイタリア国鉄の列車利用が便利で、ナポリ中央駅から直通のローカル列車で約1時間20分。ただし、1日の本数が非常に少ないので事前に時刻表のチェックは必須です。
(お問い合わせいただければ、行かれる日の運行状況をお調べして時刻表のコピーをお渡しいたします。)

カゼルタ【Caserta】

カゼルタ宮殿(レッジャ・ディ・カゼルタ Reggia di Caserta) カゼルタ宮殿の内部

カゼルタはナポリから北へ約30キロのところにある街。イタリア国鉄のカゼルタ駅を出るとすぐ目の前に街の象徴であるカゼルタ宮殿(レッジャ・ディ・カゼルタ Reggia di Caserta・王宮を意味するパラッツォ・レアーレ Palazzo Realeとも)があります。この宮殿は1752年にナポリ王カルロ7世(後のスペイン王カルロス3世)によって建設が開始され、1780年に完成。18世紀に建設されたものとしてはヨーロッパ最大で、王の住まいとしてはもちろん、官公庁、図書館、さらには劇場までを集中させていて、宮殿自体が都市そのものという画期的な建築です。なぜナポリ王がこのカゼルタに宮殿を設置したかというと、ナポリから内陸に首都機能を建設することで防御をさらに強固なものにする(当時の脅威は陸よりも海からの攻撃だった)ことと、また宮殿のモデルともされたヴェルサイユ宮殿のように騒々しく猥雑な都市部(この場合はナポリ)から首都機能を切り離す狙いがあったとされています。
現在では宮殿2階部分の36部屋が一般公開されていて、王の居室や宮殿美術館、宮殿劇場などを見学することができます。
宮殿の北側には長さ3キロにも及ぶ広大な庭園があり、ゆるやかな傾斜がついています。その頂上の滝(グランデ・カスカータ Grande Cascata)から宮殿に向かってまっすぐ水路が延びていて、いくつかの滝と噴水の先に宮殿を望む絶景を見ることができます。
ちなみにカゼルタ宮殿は映画撮影でよく利用されることでも有名で、「スターウォーズ」のエピソード1と2、「ミッション・インポッシブル3」、「天使と悪魔」などの撮影が行われました。
ナポリからカゼルタへのアクセスは列車利用が便利で、ナポリ中央駅からはレッジョナーレ(各駅停車)で所要約30分〜45分。ナポリの市バス(CTP運行)などでも行くことができますが、ナポリ市内の渋滞にハマる可能性があるので通常は列車より時間がかかることが多めです。

ナポリのオススメホテル

ナポリのオススメホテルについては「イタリア・ホテル予約&ガイド:ナポリ」をご参照ください。

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